末期ソ連空挺装備品 ②武器類+RD54

 

引き続き末期空挺装備品レビュー

 

今回は武器類とRD54バックパックについて

 

 

銃と付属品

 

AKS74 
83年からプラムハンドガードのモノも生産されているので末期だとそちらでも

 

6Kh4銃剣 

 

 

4室マガジンポーチ 支給されるときは下記付属品を含んだ状態で受領すると思われる
 マガジン4本 
 クリップ4本 1本で15発装填可能
 ローダー
 オイルボトル
 クリーニングキット

 

 

RPG-22

RPG-18、26、RKG-3などでもいいかも

 

区分としてはロケット推進対戦車擲弾らしい

RPG-7RPG-16などは携帯対戦車擲弾 RPG射手が持つのはこちら

 

85年の空挺戦術本だと機関銃手、RPG射手、RPG補佐以外の人員がロケット推進式対戦車擲弾を持つ例が紹介されている

 

 

RD54バックパックとスコップ

 

RD54

コートやパラトカを外側の紐を使って取り付け可能

できればもっとキツく縛着した方が良いかも 末端処理も

 

今回内容物を色々入れてみたが意外に入る印象

 

空挺降下時はバックパックの上カバーが腰ベルトの高さになるように下げて装着する

街中を歩いているとリュックをかなり下げて背負っている人がいるが、空挺降下に憧れてやっているのかもしれない?

 

 

RD54各ポーチ

 

マガジン2本 マガジン底部を上にして、RD54を装着したときに湾曲した側をスコップ方向に向けて収納する(分かりづらい

AKMSマガジンでいうところの補強リブが付いた側をスコップ方向へ向ける

 

榴弾2個 信管は手榴弾ポーチ中央の大きい仕切りに入れる 小さい仕切りはRKG3などの対戦車手榴弾の信管用

 攻撃型手榴弾RGD-5 RG42でもいいかも
 防御型手榴弾F-1

 

攻撃型は爆発範囲が狭く、あらゆる状況下で使用可能
防御型は爆発範囲が広く、主に障害物などに身を隠した状況で使用される

 

スコップ 空挺降下時は柄を上にして取り付ける 戦闘時は下

収納するときはスコップのへこんでいる側を装着者の背中に向けて入れる

 

余談になるが、手榴弾ポーチのボタンが取れかかっているので補修した方がいい

60年代製だと緑色のしっかりとした糸で縫製されているが、70年代からは黄土色のすぐほつれるクソザコ糸で縫製されているのでボタンが取れやすい

 

89年の空挺軍曹教本によると制服のボタンのゆるみは許されないらしいので、RD54は制服ではないがボタンをなくさないためにも定期的に補修した方がいい気がする

 


パラトカとRD54右側サイドポケットの中身

 

右側ポケットは役職に応じて入れるものが変わる RPG射手はRPG弾頭、工兵は爆薬など

RKG-3などの手投げ式対戦車手榴弾を入れる場合もここに

サイドポケット内側には小さなポーチが付いているが、対戦車手榴弾の信管用らしい?

今回はRPG-22を持っているのでナシで

 

メスキット、化学防護具などその他バックに入らない物品も収納可能

 

パラトカ付属品

正直実物か不明 教本だと木のペグは1本で金属のペグをもう1本持つらしい 

今回は右側ポケットに収納したが、メインコンパートメントに収納する気もする

携行方法など細かい点が不明なので分かり次第追記する

 

爆薬200g2個 赤いやつ 85年空挺戦術本の装備一例に載ってたので収納

 

武器付属品 前述したクリーニングキットなど 右ポケットに限らず空いた場所に収納する

 

 

RD54メインコンパートメント

かなりパツパツ

 

 

RD54メインコンパートメント中身

 

弾薬450発(30発パックx15) 本来は支給された450発のうちマガジン4本にフル装填(120発)し、残りの330発をRD54に収納する気がする

 

空挺メスキット 入らなければベルトにつけてもいい

食料 左上の白い箱 これを入れるだけで容量の半分が埋まってしまう

洗面用具 左の茶色い袋 

タオル ワッフル生地のやつ

爆薬信管 爆薬とは別途収納することが望ましい 85年空挺戦術本の装備一例に載っていたので収納したが、本来工兵がケースに入れて携行するものだと思うので収納方法に疑問が残る

 

RD54に装備品を詰めるときはメイン部分、右ポケット、マガジン/手榴弾ポーチ、シャベルポーチの順で入れていく

左ポケットは本来AKMSやRPKSなどの銃を収納するために空けておくが、末期だと銃は胸の前に抱えて降下している例がよく見られる

その為左ポケットにも入らない物品を収納可能と思われる

 

メイン部分を詰めるときは底に食料、次にメスキット、弾薬、化学防護具、タオル、石鹸、スプーンを詰める

今回は化学防護具を入れるスペースがないのでナシ

 

 

食料とメスキット


82年制定空挺降下時用レーション 3食分セット 

末期想定でこちらを選択したが、基本的にはエタロン2レーションでいい気がする

 

内容物
 ビスケット 100g x3
 肉の缶詰 100g x2
 テリーヌ 500g
 コンデンスミルク 125g
 砂糖 15g x9
 お茶 2パック
 固形燃料 30g
 缶切り 1個

 

特殊部隊向けや山岳部隊向けなどのレーションを見ても、規定されたメニューと実際のメニューとで結構ズレがあるっぽいので内容物は変化するかも

 

メスキット 水筒とセットになったやつ 最近はキャンパーに人気らしい?


スプーン RD54メイン部分に入れても良い メスキットポーチにも入る

 

 

洗面用具 予想の部分が多いので間違ってる可能性あり


 石鹸
 歯ブラシ
 歯磨き粉
 新聞紙 トイレットペーパー代わりに入れたが携行するか不明

 

髭剃り、髭剃りブラシ、髭剃りペースト、鏡なども持つかもしれない

こちらもわかり次第追記したいと思う

 

 

 

次回は医療品関係などについて